E46に限りませんが、プラスチック部品表面の塗装が剥げてきて、いかにも古くさく見えてしまうのは嫌なものです。
E46は灰皿や小物入れ、その周辺のセンターコンソール、ドリンクホルダーあたりがそうですが、一番簡単に外せるドリンクホルダーで塗装の剥離をしてみます。
外し方は、はまっているだけですので上に引っ張り上げれば良いだけです。
プラスチックパーツの塗装の剥離にはIPA(イソプロピルアルコール)が成分の水抜き剤を使った方法が有名ですが、手持ちがありませんしドブ漬けしてしばらく待つのも面倒なので強力な洗剤を使います。
実はきっかけは、この洗剤でエンジンルームを拭いたら塗装が取れてしまったことからですが、つうじょう4倍以上に薄めるところを2倍程度で使います。
全体にスプレーをして、しばらく放置します。
今回は10分程度置いてみました。
表面がデロデロになったので、歯ブラシと台所用スポンジでこすりとります。
表面の塗装はきれいに落ちて、地のままの艶が出てしまいました。
これは好き好きですが、個人的には艶が無い方が…
もっと艶が出てしまうことはわかっていましたが、一応WAKO’S SUPER HARDで表面を保護しておきました。
細かい部分まできれいに塗装を落とすためには、かなり一生懸命になってこすらなければなりませんでしたので、たぶん面倒くさがらずにIPAを買ってきた方が簡単だったと思います。
IPAを使う場合は、ガソリン車用の水抜き剤(成分がイソプロピルアルコールであることを要確認)と、剥離したいパーツがドブ漬けできる箱(蓋があったほうが良い)を用意して、数時間程度漬けてから歯ブラシなどでこすります。
IPAは可燃性なので火気厳禁、素手で扱わずゴム手袋などをしたほうが良いです。
時間は状態を見ながら調整しますが、軽くこすって落ちないようなら、再度漬ければよいだけです。
水抜き剤は高いものではありませんので1回使って捨ててしまっても良いですが、再利用ができますので容器に入れて保存をしたほうが良いでしょう。
剥離したカスが気になるなら、コーヒーのフィルターなどで濾しても良いですが、カスがあっても使用上は問題ありません。
捨てるときは流すようなことはせず、ぼろ布などに吸わせて可燃ごみに出すようにします。
結局使っていないIPAの話になってしまった…