E36 HID取付け

E36にHIDを付けてみたいと思います。
ノーマルのハロゲンバルブはH1なので、汎用のHIDのバルブがH1のものを用意します。

数千円で買えます。
35Wとか55Wとか種類がありますが、E36の場合は何でもいいです。
チェックコントロールが付いている場合は、稀に警告が出ると言われていますが、僕が付けた車では出たことはありません。

作業前にはバッテリーのマイナス端子を外しておいた方が良いです。
外さない場合は、間違ってもライトスイッチに触らないようにしてください。
感電死します。

どこの商品を買ってきても基本的には同じで、右側の「COBRA」と書いてある箱がバラストです。
左右で1個ずつ使います。大きさは色々です。

左側のケースに入っているのがバルブ(バーナー)で、これも当然ですが左右各1個です。
電源をバラストに供給する配線が一緒になっていると思います。

ボンネットを開けてヘッドライトの裏を見ると、カバーが付いていますので上の爪を押して外します。
これは取り付けた後なので後部から配線が出ていますが、ノーマルは穴のないカバーです。

カバーを外すとノーマルのH1バルブが見えると思いますので、まず配線を外します。
バルブ後方に繋がっている黄色い線がプラスです。

バルブは針金状のスプリングで固定されていますので、下側を一旦下に押してから両端から内側につまんでロックから外します。
すると、バルブを挟んで上部が支点になりスプリングが持ち上がりますのでバルブを抜きます。

ノーマルバルブが外れたらHIDバルブをまっすぐ差し込みます。
入るようにしか入りませんが、ノーマルバルブが入っていた状態を確認しておいて切欠きの位置を合わせてください。
写真の物はバルブ後端が太いので、そのままではスプリングが固定できませんでしたが、スプリングを多少広げてしまえば問題なく固定できます。

配線はまだ繋がなくて良いです。

次に、外したカバーの中央に25mm程度の穴を開けます。
最初、中心にドリルで穴を開けてから、リーマーやホルソーで穴を広げます。

バラストを設置します。
写真のようにエンジンルーム内に両面テープで貼りつけるだけでも問題ないです。
心配なら汎用のステーなどで車のボルトと共締めにしてください。

右側はギリギリここに貼りつけられます。

バラストを隠したい場合は、バンパー上部に設置することもできますが、バンパーを外す必要があり面倒です。
また、雨天走行などでの水の巻き上げでトラブルになる可能性が高くなるので、あまりお勧めはしません。
どちらかと言うと面倒な方がやらない理由ですが。

準備ができたら配線を繋いでいきます。
大抵バルブの後に防水キャップが付いていて、そこに電源用の配線も通っていると思いますので、穴を開けたライトカバーに通してからノーマルのヘッドライト配線に差し込みます。
この製品の場合、青がプラス、黒がマイナスですので、↑3枚目の写真のように繋ぎます。

電源線をバラストに差し込みます。

バラストとバルブを接続します。
形状を見ればわかりますが、これもはまるようにしかはまりません。

接続が終わったら、バッテリーを外していたら元に戻してからヘッドライトをオンにして確認します。
この写真は右側だけテストでHIDになっていますが、結構明るさも色も違いますね。

ここで点灯しなかったりした場合に、あせってそのままバラストあたりをいじってしまうと感電する可能性がありますので、点灯していなくても必ずライトスイッチ、イグニッションをオフに、万全を期すならバッテリーを外しましょう。