ガラスのウロコ取り

屋外の駐車場に停めていると、雨染みがウロコ状について取れなくなってしまうことがあります。
軽度であれば普通のコンパウンドなどでも落ちますが、重症になると結構面倒です。

これはE39のリアガラスですが、ボディ用コンパウンドでは全く歯が立ちません。
また、写真ではわかりませんが「鏡のウロコ取り」用のダイヤモンドパッドでこすったとのことで、細かい線傷が一面に入ってしまっています。

薬品で溶かしてしまうタイプのウロコ取りも売っていますが、一歩間違うと取り返しがつかなくなります。
僕は使ったことがないですが、ガラスが濁ってしまい交換しなければならなかった事例があると聞いたことがあります。

所詮素人ですので、危険の少ない物理的な「削る」方法で取ってみたいと思います。

使うのは電動ドリルとアストロで買った6cmのウールパッドです。
何をつけて磨くかと言うと…

水槽磨き用などで売られている「酸化セリウム」を使います。
粉状になっていますので、水で適当に溶いてドリルに付けたウールパッドで磨きます。

こんな感じで隙間ができないように縦横に磨いていきます。
ちゃんと作業する場合はゴム類にマスキングしてくださいね。

それほど力を入れる必要もありませんが、ある程度圧をかけながら磨いていけば短時間できれいになります。
濡らした雑巾等でふき取れば良いですが、ボディに付いた酸化セリウムをそのままこすってしまうと傷になります。
また、洗っても酸化セリウムが残る可能性もありますので、使った雑巾は他に使わないようにすることが無難です。